へいきの平太郎(2015年7月30日発売)

本書は、広島県三次市に伝わる怪談「稲生物怪録」をベースにした小学校低学年向けの読み物です。実在の三次藩の藩士、稲生武太夫が、少年の頃に体験したひと月におよぶ妖怪騒動が滑稽に描かれています。江戸時代の学者、平田篤胤はこの「稲生物怪録」を書物にまとめ、当時の多くの絵師たちも、この物語を絵巻や絵本に描いています。また明治期には、泉鏡花や折口信夫といった文学者らも、これを基にした作品を残しています。そして、講談や漫画としても親しまれていました。
このように、なかなか語られる機会が薄くなってしまった日本文化を再発見するため、子どもにも分かり易い読み物として刊行しました。

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《あらすじ》怖いもの知らずのお侍、平太郎の屋敷には、ある出来事をきっかけに毎晩いろんな妖怪が現れるようになりました。妖怪たちは日替わりで現れ、時には怪奇現象を引き起こしたりと、あの手この手で平太郎を怖がらせようと挑んできます。平太郎はどうなってしまうのでしょう? 一ヶ月にわたる怖くて楽しい妖怪騒動。これは、江戸時代に本当にあったとされるお話です。

【書籍情報】
へいきの平太郎

●文:寮 美千子
●絵:クロガネジンザ
●定価:本体1300円+税
●ISBN978-4-907542-19-1
●判型:A5判変 上製 72ページ
●発売日:2015年7月30日 ※地域により差が生じます。
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